ABOUT

★安心・安全な果実★

「自分の子供がそのまま食べられるように」という理念のもと栽培を行っています。

基本的にオーガニック栽培(有機栽培)で認められた生物農薬を用いています。
化学農薬は状況に応じて1回のみの減農薬で使用し、残存しないよう十分な期間をあけて収穫しています。

ラズベリーも当然ながら全国どこで栽培しても害虫は発生します。
無農薬栽培(栽培期間中農薬不使用)、自然栽培では果実への害虫混入の可能性がとても高くなります。
(実際に他の生産者の国産冷凍ラズベリーをご購入された複数名のお客様から
「他の生産者さんの冷凍ラズベリーには虫がいた」とお聞きしました。)

「無農薬栽培、自然栽培なので虫がいるかもしれませんし、いても仕方ないですよね?」
そのスタンスにはラズベリー農家として同意できません。

当ファームでは害虫や異物の混入のない安心・安全な果実をご提供するためラズベリー専用のビニールハウスで
防虫ネットを用いて栽培しています。

安直な無農薬栽培などは行わず、国で認められた必要な資材を正しく最小限に用いて
「きれいなラズベリー」をご提供しています。

私は自分で栽培したラズベリーしか食べません。なぜなら害虫や異物の混入がないからです。


★高級ジャム店への納品実績★

某高級ジャム専門店様に7年前から納品させていただいております。

限定数ですが、同じ品質の果実を消費者様にご提供させていただくことと致しました。

ホールの冷凍果実ですので

・このまま食べる
・ヨーグルトにのせて
・スムージーにする
・ジャムを作る
・果実酒を作る
・ドレッシングやソースを作る

などいろいろとお楽しみいただけます。

★ラズベリー専門で栽培しています★

ラズベリーはバラ科キイチゴ属に属し、他のベリー類とは栽培方法が全く異なります。

日本に合った品種、栽培方法、収穫方法の研究を行い、品質の高い果実を目指しております。
また当ファームで栽培しているラズベリー苗も販売しています。

鉢植えで販売していますのでマンションなどのベランダでも栽培可能です。
自分で栽培した果実を収穫して食べるのはとても幸せな気分になります。

当ファームでは「農家の作ったジャム」などの加工品の販売はしておりません。
加工の素人である農家がジャム専門店の作ったラズベリージャムにかなうわけがありません。 

農家は果実として販売できない規格外をどうにか加工品(例えばジャム…)として販売して
廃棄を減らしたいという意図も出てくると思います。

お取引させていただいている高級ジャム店さんで作っていただいたラズベリージャムを一口食べて衝撃を
受けたのを今でも鮮明に覚えています。

「美味しい!!!もう加工はやめよう。このジャムに勝てるわけがない。」

ジャムでも作ってみようか?と安易に考えていた自分は悔しくもありましたが、頭のモヤモヤが一気に晴れて
自分の進む方向がはっきりと見えた瞬間でした。

ラズベリー農家として自分しかできないこと。それは高品質なラズベリーを皆さんにご提供することです。

★高品質な果実★

ラズベリーはとても繊細で傷みやすくドリップが出やすい果実です。

秋田県大館市は白神山地、奥羽山脈の麓にある自然豊かな場所です。盆地のため秋田県内でも一番気温の高い都市です。
しかし夜明け前はひんやりとして日中の暑さを忘れ、静寂に包まれた時間帯にハウス内で収穫が始まります。

衛生面に配慮し使い捨てのゴム手袋を使用し、果実には素手で触れないよう一粒ずつ手作業で収穫します。
収穫カゴも毎回洗浄してから使用しています。

やがて東の空が明るくなり鳳凰山から太陽が現れて日が差してくると、ハウス内がじりじりと熱くなってきます。
それまでには何とか収穫を終わらせ、今度は作業場にて選果を行います。

まずはコンプレッサーを用いて葉などを飛ばします。
次に害虫がいないか、悪くなっている部分がないか目視で確認します。
ラズベリーは空洞があるのでその内部も見えるように収穫カゴに入ったラズベリーを揺すりながら
上から横からと確認します。

基準に満たない大きさの果実や欠けがある果実などはB品とします。
選果時はB品にはしたくない気持ちが出てきますが、心を鬼にして迷ったらB品にしています。

その後、色合わせという作業を経て冷凍に移りますが、冷凍前にももう一度カゴを揺すって2回目の選果を行います。

冷凍後はヒゲの除去を行い袋詰めします。

当ファームでは品種の選択や苗の選抜を5年以上かけて行いました。
輸送性に優れている品種で砕けることがほとんどありません。

甘みと酸味のバランスが素晴らしい品種です。果物の酸味をあまり好まない日本人にはちょうど良い酸味と
ラズベリーではかなり甘い糖度で13%ほどです。

私はちょっと早めに収穫した鮮やかな赤色の果実の新鮮な酸味とそのあとの爽やかな甘み
種のプチプチ感が大好きです。過熟になると酸味が減り、ねっとりとした甘みとなりますので
過熟なちょっと黒いが好きという方もいらっしゃいます。

ラズベリーも生食用としては酸味のほとんどない甘い品種が人気があるようですがラズベリーは
酸味が特徴の果実です。ケーキのトッピング、ジャム、ソース、ドレッシングなど酸味は必要ですよね?
甘さは砂糖で調節できますが、酸味は加えることができません。
(レモンで酸味は調節できると聞いたことがありますがそれはラズベリーじゃなくてレモンですから…)